MRI株式会社三菱総合研究所

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INCF「Winter Meetup 2018」を開催

INCF「Winter Meetup 2018」会場の様子

2018年12月7日、三菱総合研究所(以下、MRI)にてINCF「Winter Meetup 2018」を開催しました。INCF会員のスタートアップ25社によるショートピッチとブース展示、懇親会を行い、会員企業・団体より120名を超える参加者が集いました。各社ブースでは、活発な意見交換の姿が見られ、密度の高いネットワーキングタイムとなりました。参加者からは、「予期せぬ出会いがあった」「視野が広がった」「知見が広まった」などのコメントも頂きました。

出展企業25社

■ウェルネス 4社:CUVEYES、ファーストアセント、ユカイ工学、トリプル・ダブリュー・ジャパン
■水・食料 1社:プラントライフシステムズ
■エネルギー・環境 1社:ゴイク電池
■モビリティ 2社:MAMORIO、マッシュルーム
■防災・インフラ 3社:one concern、OUTSENSE、レスキューナウ
■教育・人財育成 1社:TRUNK
■データベース/ビッグデータ分析/IoT 5社:toor、シマント、ディビィ、それいけシステムコンサルティング、アジアクエスト
■AI・チャットボット 2社:コンシェルジュ、Nextremer
■感情・音声認識 2社:リトルソフトウェア、Hmcomm
■イノベーション支援4社:アスタミューゼ、ANEW Holdings、KG PLANNING OFFICE、SHIFT PLUS

以下、当日の出展企業からの事業紹介です。

ウェルネス

株式会社CUVEYES

ヘルスケア×エンターテインメントのアプリ「SPOBY」を運営しています。運動を頑張る個人に、企業がスポンサードするサービスです。個人側は健康増進、エンタメの楽しみを得られ、企業側はセグメントされたアクティブなユーザーにダイレクトにリーチ、囲い込みも可能です。ユーザー数は順調に増加し、2019年4月からはクローズドでのサービスの提供を始めます。多くの企業で、健康経営を目的に導入が決まり始めています。

株式会社ファーストアセント

「テクノロジーで子育てを変える」をキャッチフレーズに赤ちゃんの気持ち・感情を泣き声で判別するアプリ、システムを提供しています。ユーザーフィードバックでは、80%を超える正答率を記録。診断結果で子育てが楽になり、赤ちゃんの泣き声が苦痛からエンタメに変わります。ユーザーから得られた40万人分の赤ちゃんのビッグデータを活用して専門研究機関と共同で研究し、子育てにおける未来予測やアドバイスを行えるよう準備を進めています。

ユカイ工学株式会社

コミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」を中心とした見守り等のコミュニケーションサービスを提供しています。またマンション居住者の不正駐車を防止する新サービス「Parkiss」を開発しました。駐車のゲートをスマホで開閉するサービスで、ゲートも安価に提供。管理会社や理事会等で管理するためのシステムを提供し、ディベロッパーなどと提携した展開を検討しています。

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社

超音波センサーで膀胱の大きさを計測し、排尿のタイミングを事前に知らせるサービス「DFree」を提供しています。排尿予測することで、介護の負担が大幅に減るほか、利用者のQOLも大幅に改善されます。特に介護施設では、排泄ケアが効率化され、おむつ・パッドの使用量も減少。認知症患者の夜間の徘徊と転倒も大幅に減少しました。高齢化問題を抱えるアメリカ、フランスでは2018年にサービスをローンチ。今後イギリス、中国での展開を検討しています。

水・食料

株式会社プラントライフシステムズ

自動車制御等の開発で活用されている「モデルベース開発(MBD)」の技術を農業に転用し、アルカリ培地で高品質の野菜・果物を育成する技術を開発。一般にアルカリ培地は耕作に不向きと言われますが、アルカリ培地+MBDによる独自の農法により高品質・高収量を可能にしました。先進国・後進国の場所を選ばず導入可能で、中国での本格導入が始まっています。

エネルギー・環境

ゴイク電池株式会社

充電式電池の劣化度、容量を瞬時に測定するサービスを提供しています。充電式電池のニーズと重要度は高まる一方、容量の測定には数時間掛かることが問題となっています。当社は、1秒で電池性能、容量、劣化度、将来寿命を測定・判別できます。電池メーカーだけでなく、EV・ロボットメーカーなど電池を利用する企業や今後増加が予測される電池のリサイクル事業にも需要を見込んでいます。

モビリティ

MAMORIO株式会社

小型デバイス「MAMORIO」を用いて紛失や置き忘れを防ぐサービスです。MAMORIO端末を付けた小物などを落とすとアラートが発せられ、また、なくしたモノの近くをMAMORIOユーザーが通ると持ち主に通知される「みんなでさがす」機能があります。駅など忘れ物・落とし物が届く公共機関には、拾得を知らせる「MAMORIO Spot」を配し、企業向けには、貸与品紛失防止を目的に「MAMORIO OFFICE」を開発しています。これら機能で、世間から“紛失”をなくすことを目指しています。

株式会社マッシュルーム

ソーラーセルによる自家発電とスマホの通信機能を使い、設置時のネットワーク・電源の敷設工事を不要にした宅配ボックス「VOX」を提供しています。「箱にスマートキーが着いたようなもの」で束縛条件がなく、安価かつ簡単に導入できます。社会課題でもある、年間1千億を超える再配達コストを軽減します。また、このシステムを買い物代行、クリーニング、サブスクリプション等、BtoCの販売・サービスと組み合わせることで新たなビジネスを興すことも可能です。

防災・インフラ

one concern,Inc.

シリコンバレー発防災AIベンチャーです。AIとビッグデータ解析をベースに、災害の被害予測、災害対応・復旧作業の優先順位を自動で算出・決定する災害対策システムを提供しています。スタンフォード大のAI研究の第一人者、アンドリュー・ウ氏のほか、シリコンバレーの投資家からの注目も高く、アメリカ西海岸では災害対策にone concernを導入している自治体もあります。災害大国日本をレジリエンスのロールモデルにしたいと考えています。

株式会社OUTSENSE

「宇宙に住む」ことを目的に、宇宙建築学を専門とする学生団体が母体となり2018年に創業しました。東海大学の十亀昭人准教授開発による「ソガメ折り」を利用した3次元展開構造物を開発し、月面、コロニーなどの宇宙空間に建築物を建てることを目指しています。2018年末には、初めて天井と壁面を連動させた構造体を開発、現在特許出願中。また、2019年3月に米テキサスで開催されるサウス・バイ・サウスウェストにも出展予定です。

株式会社レスキューナウ

災害時の意思決定に必要なリアルタイムの危機管理情報をワンストップで提供するサービスを開発、提供しています。災害対応においては、道路、気象、ライフライン、避難、センサー、カメラ画像等、異なる仕様の多様な分野に跨るデータを一元的に扱えることが必要です。24時間365日、専門スタッフが常駐する危機管理情報センターを独自に運営し、正確性と迅速性を両立させた危機管理情報の収集・配信とその高度活用を通じた取組みを行っています。

教育・人財育成

TRUNK株式会社

学生を対象とした、職業体験・職業訓練プラットフォーム「TRUNK」を運営。新卒入社者の離職率が高い企業のペインと、就業経験なしには職種を選べないという学生のニーズを同時に満たしています。企業側が月額利用料を支払い、学生には無料でコースを提供。有望な学生にアプローチできるモデルです。エンジニア、データサイエンス、UI・UXデザイン等テクニカルな職種を中心に、コンサルティングやマーケティング等を合わせ12職種のコースを揃えています。現在は大学生が対象ですが、中学・高校にも拡大していきます。

データベース/ビッグデータ分析/IoT

株式会社toor

「toorPIA(トピア)」は、1億を超えるビックデータを、一切の学習プロセス無しで、0次元でデータをスクリーニング、マッピングして解析するエンジンです。IoTなどでリアルタイムに入ってくるデータにも対応可能で、教師データは使わず、且つ、より高次のデータ解析は行わずに、例えば未知の故障・リスクにも対応可能な革新的なメソッドです。「カスタマーペインに通じている事業者」をパートナーとして募集しています。

株式会社シマント

データウェアハウス(DWH)アーキテクトの負担を軽減するワンストップDWHソリューション「SImount BOX」を提供しています。AIやビッグデータ分析の際に、もっとも重要な役割を担うのがDWHアーキテクトです。しかし、難易度が高く広範なスキルを求められることから人材が少なく、開発のボトルネックになっています。SImount BOXは異なった仕様・構造・フォーマットのデータでも、データ前処理・構築工程を効率的に行え、データドリブン経営で求められる社内外の複数のデータ解析はもちろん、社内の問題解決やデータベース統合などにも活用できます。

株式会社ディビィ

RDB(Relational Database)スキーマ構築における正規化設計を全自動で行うアルゴリズムで、複数の混在するデータベースから、関連する項目を抽出し、精査する能力に長けたシステムです(特許取得済)。現在は製薬会社が厚労省へ申請する書類を作成する際に、研究者の論文やさまざまなデータ群から、必要な文書を作成する「Rodan for Pharma」を提供。企業の蓄積された知見や経験を抽出する「Rodan for Knowledge」も提供しています。また、データの前処理をサーバ側で行うRPA(Robotic Process Automation)「プレロボ!」もラインナップしています。

それいけシステムコンサルティング株式会社

ビッグデータ解析、農業IoTを軸に、シェアハウスの空き家を使ったエアプランツ植物工場の構築や養鶏場の飼育管理・見える化を行っています。また、農業の種々のセンシングデータを活用、研究によって育成促進の効果が得られた青竹エキス「天然竹の液」の販売を手がけています。山形大学農学部などとの共同研究開発により、実証実験フィールドも持ち、スムーズでスピーディな開発を得意としています。

アジアクエスト株式会社

デジタルトランスフォーメーションをキーワードに、IoT・AI・RPA(Robotic Process Automation)等の先進技術に積極的に取り組んでいます。イノベーションに必要なスピード感を持って開発を行うシステムインテグレーター(SIer)です。世界6拠点、200名のエンジニアを擁し、幅広い技術分野への対応を強みとし、大手SIerでは対応しにくい問題にも柔軟かつ迅速に対応できます。

AI・チャットボット

株式会社コンシェルジュ

自動対話エンジンプラットフォーム「ConciergeU」を開発。その優れた学習能力と対応力が認められ、既にANA、三井不動産、東京ガス、セキスイハイム等、大手企業のサイトで導入されています。今後はIoT化が進む家電市場において、チャットボット起点のコミュニケーションを生み出すこと、家電から得られる情報をフィードバックすることで生じるビジネスの可能性を探っていきます。

株式会社Nextremer

自社開発の対話システム「minarai」を軸に、PaaS (Platform as a Service)層および、SaaS(Software as a Service)層の2つの層でビジネスを展開しています。主な適応領域はチャットボット、自動車(モビリティ)、サイネージ・ロボットの3つ。先ごろカスタマーサポート業務に特化したチャットボット構築サービス「minarai Customer Success Chat」をリリース、すでに100社を超える企業が導入しています。

感情・音声認識

株式会社リトルソフトウェア

脳波のほかバイタルデータの取得とそのデータのディープラーニングによって「緊張」「興奮」「好き」「不安」といった17種の感情を推定する技術を持ちます。2019年1月からは、簡易脳波計を使い、嗅覚・味覚・聴覚3つの感覚の脳反応を推定する新サービス「3SENSE」をスタート。食品・飲料・化粧品に関するリテールやグローバルテストマーケティング領域での利用を見込んでいます。国内需要が減速し、海外進出を余儀なくされている企業に対して感性数値化のグローバルテストマーケティングの提供を検討しています。

Hmcomm株式会社

産業技術総合研究所発の音に特化したAI技術ベンチャーです。音声認識AIおよび異音検知のプラットフォームにより、様々なAIソリューションを提供しています。音声認識ソリューションでは、コールセンター効率化ソリューション「VContact」をリリース。自動の帳票作成、FAQ表示や会話の要約が可能で、大手通信会社に導入が決定しています。また、異音検知プラットフォーム「FAST-D」は、電車や車、機械、化学プラントなどの監視・異常検出、家畜の鳴き声から感染症リスクや発情期の推定、家族の見守りなど多領域で活用が可能です。

イノベーション支援

アスタミューゼ株式会社

80カ国の新技術、特許、新製品等の情報と、投資情報をデータベース化・解析し、今後の有望成長市場を独自に定義。その知的情報の流通プラットフォームとともに、専門性を持った高付加価値人材の転職情報サイトを運営し、マッチングサービス事業にも取り組んでいます。有望市場は200分野、転職情報サイトは「AI」「データサイエンス」「ロボット」「高分子生物学」等、非常に詳細な分野まで300サイト以上に及んでいます。

ANEW Holdings株式会社

上場企業やスタートアップ、ソーシャルビジネスの資金調達支援、コンサルティングを行う「ANEW Holdings」、北米でのPR・ブランディングやマーケティングも含めた実事業部分の支援を行う「ANEW Life Style」、日本発のコンテンツの海外でのリメイクや企画を手がける「ANEW」の3社体制で運営しています。アメリカ、インド、日本に拠点を持ち、ANEW Holdingsは海外進出する企業への支援や、逆に海外から日本に進出するための支援も行います。インドでは財閥と組み、アグリテック向けのアクセラレータープログラムの企画・運営やCSRをビジネス化する取り組みも行っています。

株式会社KG PLANNING OFFICE

「人のシェア」で中小企業の支援に取り組んでいます。特に、“営業出身で元気は良いが技術が分からない”中小企業を対象にし、基本的に、CTO、CIO、COOといった、技術と経営が分かる人材をパートタイムで所属させ、二人三脚で経営をサポート。ゴールを設定し、目標をクリアするとともに、彼らが抜けた後の新体制の構築も進めていく体制を採っています。

株式会社SHIFT PLUS

人口減少や高齢化著しい「課題先進県」の高知で、介護事業のペーパーレス化を進めています。介護は、業務内容の記入や転記、集計に非常に手間がかかり、介護人材不足と相まって大きな問題となっています。中小事業者向けに低コストで導入可能なクラウドサービス「ペパレスクラウド」を提供し、作業負担を大幅に軽減。高知県をフィールドにした実証実験や社会課題解決に取り組んでいます。

以上

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