MRI株式会社三菱総合研究所

INNOVATION NETWORK FOR CO-CREATING THE FUTURE

「未来共創イノベーションネットワーク(INCF)」
第1回総会を開催

2017年4月10日、三菱総合研究所 会議室で、INCFの第1回総会を開催しました。企業会員として、大企業17社、ベンチャー26社、賛助会員として中央省庁・自治体7団体、起業家12名の参画を得て、INCFが正式にスタートしました。当日は会員各社・団体のほか、INCFのアドバイザーの慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 委員長 兼 教授 稲蔭 雅彦氏、TomyK Ltd. 代表(株式会社ACCESS 共同創業者)鎌田 富久氏、Japan Innovation Network 専務理事 西口 尚宏氏にもご列席をいただき、総勢80名を超える参加者が集いました。

今回はINCF参画メンバーの初顔合わせということもあり、1分間の自己紹介コーナーを設け、各企業・団体が関心のある社会課題や、自社の技術・サービスの紹介、INCFへの期待等をマイクリレー方式で話していただきました。

続いて、INCFの主要活動のひとつである 「スペシャル・インタレスト・グループ(SIG)」(=同じ社会課題に関心を持つメンバーが集まり、事業アイデア実現に向けて制度変更や標準化等の議論を実施)、「社会課題ディスカッション」(=SIGへの移行を前提とした準備フェーズ)の進め方、今後活動を予定している3テーマについて、各リーダー、担当者から内容説明をおこないました。

トヨタ自動車 先進技術統括部 主幹 入江 喜朗氏

【1】SIG① モビリティ:
渋滞ゼロ社会の実現

起案・発表者:トヨタ自動車 先進技術統括部 主幹 入江 喜朗氏

依然として我が国の大きな問題である渋滞は、多大なる費用や時間の損失、CO2排出などの問題を生じております。これを抑制・解決する為の新しい仕組みを創出することで、新たなビジネス市場を開拓し、併せて社会課題も解決することを目指します。SIGでは、「誰にどんなサービスを提供できるか?」「ビジネスのインパクトはどの程度か?」「どう具現化するのか?」について業界横断で議論したいと、参加を呼びかけました。

電通国際情報サービス 2020テクノロジー&ビジネス開発室 上席執行役員 齋藤 実氏

【2】SIG② 水・食糧:
より豊かで安心・安全な暮らしを実現するために
〜農業×ブロックチェーンの取り組みご紹介〜

起案・発表者:電通国際情報サービス 2020テクノロジー&ビジネス開発室 上席執行役員 齋藤 実氏

同社が宮崎県綾町で取り組んでいる有機野菜のブロックチェーンによる産地証明の例を紹介し、新たな「食の安全」「高付加価値型農産物」の可能性についてプレゼンいただきました。より豊かで安全・安心な暮らしを実現するための議論を重ねるにあたり、SIGでは「国内外の消費者の潜在ニーズに基づく商品、サービスの提供」「地方が持つ『価値』の証明と発信(地域ブランディング)」「異なるシステム間の連携とサプライチェーンの再定義(ITプラットフォーム)」の3つを大枠のテーマに設定する予定です。

三菱総合研究所 オープンイノベーションセンター 主任研究員 山添 真喜子

【3】社会課題ディスカッション:
金融アプローチでの社会課題解決

起案・発表者:三菱総合研究所 オープンイノベーションセンター 主任研究員 山添 真喜子

現在の日本では社会課題解決関連のビジネスへの投資が進んでいないのが現状。社会課題解決に投融資した結果、経済的、社会的にリターンを受けられる仕組みをつくり、キャッシュフローが生まれる基盤を構築する必要があることを指摘。具体的には①課題の構造化、②特定された問題に対する有識者からのインプットおよびディスカッション、③解決策の検討、④次フェーズに向けて、事業モデル検討に適した社会課題・プレイヤーの絞り込みまでを実施する予定です。

最後に、総会に出席いただいた3名のアドバイザーの方から、「潤沢な人的資源・資金を持つ大企業が、尖ったベンチャーと結びつく、日本型のイノベーションをINCFの場から起こして欲しい」等、INCFへの期待と激励のメッセージを頂戴しました。

閉会後は会場を移して懇親会を開催。会場には、総会に参加したベンチャー12社のデモブースも設置、各社のソリューションや技術について、実際の製品やビジュアルも交え紹介、説明をいただきました。熱心な議論の輪があちこちで見受けられ、会員相互の交流も進みました。

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